連日、ふるさと納税を巡って総務省と泉佐野市の対決が報道されていますが、すごく面白いですね。
<参考記事> 大阪・泉佐野市と総務省が「ふるさと納税」巡り対立 千代松大耕市長が取材に応じる(リンク切れ)
今回の一件では、霞が関のお役所仕事の傲慢さが見えて、こういう騒動は個人的に大好きです。
それにしても、泉佐野市はよくここまで総務省に楯突きましたね。他の市町村がおとなしく総務省の言いなりになっているところ、ある意味、ものすごく男前です。
関空で財政破綻寸前までいった市町村としては、せっかく頑張って、ふるさと納税で財政が持ち直して来たところを、頭ごなしに制度変更され相当お怒りモードなのでしょう。
元々、このふるさと納税という制度そのものが矛盾だらけで、こうなることはある程度、最初から分かっていたはずです。
誰が考えても分かるので、賢い東大卒の官僚たちにわからないはずがない?
それでも、総務省からすれば、ちっちゃな市町村なんて俺様たちが行政指導すれば、一発で素直に従うだろうとの、甘い考えがあったのでしょう。
見事に反発され、面目丸つぶれでとても愉快です。ほんと、お偉い役人たちの考えることは傲慢です。
ふるさと納税はオープンに全国民から寄付を募ることができる点で、とても画期的な施策だったのですが、自由競争になると市町村間で加熱するのは当然のことです。
その枠組を後からコロコロと気分でしだいで変えるなんて、そりゃ、怒りますよ。
もし、ルールを変えるなら、それなりの手順を踏んでキチンとすればいいものを、場当たり的な制度変更が反感を買うのは当たり前です。
100億円還元キャンペーン特設会場
さっき、うわさの100億円還元キャンペーン特設会場を見ていたのですが、ものすごい数の返礼品がズラッと並んでました。
<参考> 100億円還元!閉店キャンペーン | 大阪府 泉佐野市ふるさと納税特設サイト
これだけ返礼品が揃っていれば、なんかほしいものがあります。
泉佐野市というば、昔、バスタオルをもらったことがあったのですが、あれもものすごい人気だったらしく、商品の発送までかなり待たされた記憶があります。
なんか良いもんがないかなと見ていると、よなよなエール1ケースなんてものがありました。これって、普通に買うと6000円相当はするものです。
これが15000円の寄付でもらえるので、それだけでも4割還元になります。
今回は5月以降を指定するだけで、さらに20%アマゾン商品金がもらえるので、合計すると、なんと6割の返礼になります。
<参考> よなよなエール 350ml×1ケース
ものすごいお得感です。
しかも、よなよなエールって、たしか長野県だったと思うので、返礼品は地場産業限定という総務省通達も完全無視です。
あくまで総務省に楯突くところが、とても男らしく、応援したくなります。
まとめ
ふるさと納税の元々の思想からすると、確かに総務省の言っていることもわからなくないです。豪華な商品で寄付を募るってことになると、何のためのふるさと納税か、わからなくなります。
それなら、素直に自分たちの制度設計のミスを認めて、「すみませんでした。制度変更します」と言えば、まだみなが納得すると思うのですが、お偉い役人様たちは決して自分たちのミスを認めようとはしません。
とは言え、ふるさと納税でお得な返礼品がもらえる最後のチャンスです。
これは早速、泉佐野市に寄付しておかないと損ということで、さっきの「よなよなエール」と「チョーヤの梅酒」の合計2万5千円ほど、申し込んでおきました。
みなさんもぜひ、今のうちに泉佐野市の蛮勇に協力してあげてください。
この100億円還元キャンペーンが本当に3月まで続くか、見ものです。
総務省に潰されないことを祈ってます。