先日、勢いでGoogle Homeを購入して、レビューしたのですが、今回は、これでどんな開発ができるのか、チェットだけ試してみました。
《参考記事》 ついに日本で発売「Google Home」-実際に使ってみるとかなり微妙です
それにしても、最近では、Google HomeやLineのClova WAVEのTVコマーシャルをバンバン見かける様になり、メーカーもスマートスピーカーを売り込もうと必死な感じです。
面白いことに、あのCMがテレビから流れると、うちのGoogle Homeもコマーシャル中の「OK、Google」に反応してピカピカしています。
なぜか、その後のコマンドには反応しないので、ワザとそうしているのかもしれません。
うちのGoogle Homeは可哀そうな感じです
購入してから、結局のところ、我が家ではほとんど使われておらず、唯一、音楽スピーカーとしてしか活躍しておりません。
それも、週末に私が気づいたときにオンにしている程度です。
予想通りな感じなのですが、このままでは、ガラクタと化してしまいそうなので、本来の目的であった、開発用ガジェットとしてどんなことができるのか、調べてみることにしました。
ボチボチ、Google Homeを使った開発記事を増えてきました
サードパーティ製のものでも、一般にコマンドを公開できるようです。
以下の記事で紹介されていたのですが、「OK Google, Best Teacher」と、Google Homeに話かけると、英語勉強用のアプリが起動します。
《参考》 【Google Home開発】Actions on Googleって何? ローンチパートナーのベストティーチャーさんに教えてもらってきた!「英語リスニングドリル100選」
このアプリは、英語のリスニング勉強用で英会話を聞いて、そのあとの質問に答えるというものです。
無料で公開されています。
オンライン英会話塾のコマーシャルアプリなのですが、Google Homeを使ってこの程度のアプリなら簡単に実現できそうです。
とりあえず、自分でも何かやってみようと、以下の記事を見ながら、実際にやってみることにしました。
《参考》 Actions on Googleでapi.aiを使ってGoogle Homeに何か言わせてみる
この記事通りにやれば、決まりきった簡単な受け答えを作るぐらいであれば、WebUIの設定するだけで済みそうです。
実際に簡単な実験をやってみました
実機のGoogle Homeを使って、思った通りの受け答えができるか、試してみました。
ただ、これがなかなか苦戦しました。
上の記事を読んでいると、すごく簡単にできそうなのですが、簡単な受け答えをさせるのに、1時間もかかってしまいました。
まず、最近、GoogleのAPI.AIの名称が「dialogflow」に変わってしまっており、そこでまず躓きました。
前の英語塾のアプリでもその記載があったのですが、完全に見過ごしていました。
あと、「dialogflow」で設定したあと、シミュレーターでのテストがなかなかできず、困ってしまいました。
理由は、上記記事の中にあった、Google AssistantのIntegration設定を飛ばしてしまい、テストが実行できるようにならず、それだけで30分以上も悩んでしまいました。
UI上で、元々、Google AssistantがONになっていたので、そのままで良いかと思ったのですが、それではだめで、クリックして新しく作成したインテント設定をし、AUTHORIZEしないとダメだったみたいです。
Actions on Googleもまだまだ進化している最中のようで、ムチャクチャ分かり難いUIです。しかも、すべて英語なので、イチイチ、躓いてしまいます。
今まで、AWSサービスばかり使っていたので、Googleには慣れており、少し戸惑い気味です。また、この機能の基本的な流れが全く分かっていないので、理解が追いつかないです。
そもそも、どのようなフローで動いているのかも分かっていないのでダメですね。
やっぱり、英語のドキュメントをキチンと読まないと、本格的な開発はできないみたいです。
とは、言いつつ、予め決まった受け答えをするぐらいであれば、簡単に設定できることは分かりました。
しかも、同じGoogleアカウントで動かしているGoogle Homeがあると、そのまま実機での動作確認もできるのはすごいです。
さすがはGoogle様。
アマゾンのエコーもGoogle HomeのActionと同じように、スキルを追加できるので、どっちが使いやすいのか試してみたいところです。
ただ、アマゾンに比べて、Googleの方が技術力では圧倒的に優れていると思うので、個人的には、スマートスピーカー市場のシェアも今後、逆転するのではないかと考えています。
まとめ
今回、Google Homeを使った簡単な開発をやってみたのですが、中々面白いですね。
これだけ簡単に音声でのコマンド入力、音声で回答が実現できる環境というのは、色々な可能性を感じます。
サーバーを使うと、もっと色々な後処理ができるので、アイデア次第で、面白いサービスが実現できそうです。
この分野はアメリカで先行しており、アマゾンがかなり先をいっているのですが、Googleも猛追しており、Line、Appleの参戦でかなり盛り上がって来ている分野です。
とりあえず、何ができるのか微妙な感じのガジェットなのですが、色々な可能性を感じます。
将来的にはスタートレック的な世界が身近になってそうでワクワクしますね。
個人的には、なんか面白いアイデアが思い付けば、色んな開発をやってみたいのですが、なかなかこれっといったアイデアが思いつかないですね。。。