MacBook Airのバッテリーがヘタってきたので、互換バッテリーに交換してみました

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普段から家ではMacBook Airの13インチ(Mid 2012)を愛用しており、今もそれでこの記事を書いています。

ただ、購入してからそろそろ5年以上にもなり、バッテリーがかなりヘタってきました。

今では、たえずパソコンに電源を繋いでいないとダメな状態で、バッテリーだけでは20,30分程度しかもたないです。

macOS上では、とっくに「バッテリーの交換修理」のマークが表示されるようになっており、システムレポートで確認すると500回近くも充放電しておりました。

  • 充放電回数:488
  • 状態:バッテリーの交換修理

逆に、こんな状態でも2,30分はバッテリーが持つので、さすがはApple様です。

会社のパソコンなど、バッテリーがすでに死亡しており、3分も持ちません。

まあ、最近では、家でしかこのパソコンを使わないので、このままでも使えなくはないのです。

ただ、ずっと電源に繋いでおかないといけないのはちょっとストレスなのと、それよりもっと深刻なのが、スリープ中にmaxOSが終了してしまうことがあり、VirualBox上のWindowsがよく強制終了されます。

今まではパソコンを閉じておけば、スリープして特に問題なかったのですが、このままでは、いつ、Windowsが壊れてしまうかと、心配になってきました。

そこで、今回は、Macのバッテリーを交換することにしました。

公式にバッテリー交換すると高くて、時間がかかる

Apple Storeで交換してもらうと、12,800円(MacBook Air)らしいです。

《Apple公式サイト》 Mac の修理サービス

うーーん、高いですね。

このMacでは少し前に電源ケーブルがボロボロになったため買え変えたのですが、それがなんと8,800円もしました。

純正品はとてもお高いです。

しかも、Apple Storeでバッテリー交換する際の一番の問題点は、ストアーに持ち込みしないとイケないことです。

予約でもしておけば、その日に交換作業を完了できるらしいのですが、それにしても、地方在住者では一日仕事になってしまいます。

また、私の場合はもっと特殊で、Macのストレージ(SSD)を大きいものに自分で交換してしまっています。

一回、Macを分解しているので、たぶん補償対象外となり、Apple Storeでの修理サービスは受けれそうにありません。

互換バッテリーで少しでもまともなものを調査

ということで、最初から互換バッテリーを探しました。

まず最初にすることは、自分が使っているMacの型番をチェックすることです。

MacBook Airの場合、以下のアップル様のページで確認できます。私の場合は、13インチ(Mid 2012)でした。

《参考》 MacBook Air のモデルを識別する

Macのモデルがわかったところで互換バッテリーを調べてみると、アマゾンで交換用バッテリーがいくつも販売されていました。

互換製品の一番の魅力は、なんといってもその値段です。純正品の半額以下の5,000円程度からあります。この程度の値段なら、少々バッテリー性能が落ちてもチャレンジするメリットはありそうです。

ただ、互換品を選ぶ場合は、どの製品が良いのか、選ぶのがとても難しいです。特にバッテリーでは、その安全性、性能、ヘタリ具合がマチマチで、選択を間違うとクズを掴まされる確率がかなり高くなります。

当然、互換バッテリーでは、信頼できるメーカー製のものはなく、中国製ばかりです。ヘタなものを選ぶと、爆発する危険すらあります。

《参考記事》 モバイルバッテリーは危ない?リチウムイオン電池の危険性について再確認しよう

あとは、自分で口コミを見て判断するしかないのですが、口コミでも賛否両論あるものが多いので、いつもどれを選んだらよいのか、かなり迷います。

今回も、1時間ぐらい悩んだ末に、以下の製品を選びました。

LENOGE MacBook Air 13 Inch バッテリー A1405 A1466 A1369 A1377 Apple Core i5 i7 対応 MC504J MC503 ノートPC バッテリパック 7200mAh 7.6V ブラック

決め手は以下です。

  • 5,299円とかなり安い。
  • 安全機構もキチンと確保しており、PSE/CE/RoHS安全認証済みで、サムスンセルを採用しているらしい。(本当かどうか分かりませんが。。。)
  • 販売者のLENOGEは「バッテリーメーカー専門店」とあり、香港の会社。アマゾンの会社評価でも肯定的が98%だった。
  • メーカーによる18ヵ月間の保証。
  • 製品のアマゾン評価も概ね良好。(★5つが66%、★4つが16%で、8割以上の人が満足している)

といっても、口コミでは酷評もチラホラとあり、「2,3回でダメになった」、「最初から満充電にならない」といった初期不良もチラホラと報告されています。

一応、燃えたという口コミはありませんでした。

また、「バッテリーサイズがすこし大きくて浮く」、「バッテリーを締め付けすぎりとトラックパッドの下に隙間ができる」、「いやぴったりだ」、などと交換するパソコンのモデルによっても賛否両論がありそうでした。

届いた互換バッテリーはこんな感じ

アマゾンで注文すると、さっそく、翌日に届きました。梱包はいたって普通な感じです。

アマゾンプライム会員なので、配達が早くていいのですが、まんまとアマゾンの戦略にハマって、最近ではほとんどアマゾンでしか買い物しなくなりました。。。

中身もシンプルでバッテリーと専用ドライバーが2本入っているだけです。あとは、簡単な説明書(設置手順ではない)とレビューしてという英語のカードだけが入っていました。

取り替え方は、アマゾンでの説明にもあったのですが、以下のYouTubeを見てということでした。

※詳しい取替えビデオは YouTube で「Lenoge MacBook Air 13″ バッテリー A1405」を検索ください。

私の場合、最初、このビデオに気付いておらず、勝手に交換してしまいましたが、特に困るようなことはありませんでした。

Macbook Airバッテリー交換はドライバーさえあれば簡単

前に、SSDを256MBに増設した際、一度、蓋を開けた経験があるので、今回は超簡単で10分も掛かりませんでした。

注意する点は、

  • MacBook Airのネジはすべて星型となっており、一般のドライバーでは外せなくなっています。そのため、専用の星型ドライバーが付いているのですが、この付属ドライバーはちょっと精度が悪いようです。イマイチ、しっくりとネジを回せませんでした。
    そのため、私は、前のSSDに付いてきたTranscendのドライバーを使いました。こっちの方はとてもいい感じです。
  • ネジを外すときも、絞めるときも、あまり力を入れ過ぎないことです。ネジ山が潰れてしまうと後がやっかいです。
  • ネジには2種類の大きさがあり、ドライバーも2本入っています。蓋を外すときと、中のバッテリーを外すときには違うドライバーを使います。軽く合わせてみると、ドライバーとネジが合っているかはすぐに分かります。
  • バッテリーとマザーボードに繋ぐケーブルが長くて、すこし捻じ曲げないと入りませんでした。ちょっと、ビビりながら入れるとうまく入りました。

アマゾンの口コミでは、ネジ位置がずれていて絞めにくいという口コミが結構があったのですが、私の場合は、特に問題ありませんでした。

一応、一気にネジを締め付けるのではなく、軽く仮締めしてすべて取り付けてからゆっくりと絞めました。

バッテリー換装後、今のところは快適

バッテリーを交換して、maxOSを起動するとバッテリーの交換修理の注意が消えており、正常に認識されていました。

起動直後にシステムレポートで確認すると、完全充電時の容量が7081mAhとなっており、まずまずな感じです。

ただ、なぜか充放電回数がすでに3回となっておりました。

出荷前にテストでもしたのでしょうか???

macOS起動直後は91%の充電だったのですが、電源を付けているとすぐに100%充電完了となりました。

今は、電源を外してどれぐらい持つか耐久テスト中です。50分ほどで80%表示になりました。今のところ、特に問題はなさそうなので、あとはすぐにヘタらなければOKです。

また、耐久性については随時、追記していきます。

《追記》バッテリー交換後、一週間が経ちました。あれからバッテリーだけで何回か作業してみましたが、3時間ほどは余裕で持ちました。

充放電回数も6回になりましたが、特に問題はありません。キチンと時間を測定していないのですが、感覚的には新品の時と同様に快適に使えています。

後はどのぐらいこのバッテリーが持つかですね。

《追記》バッテリー交換後、半年経過しました。バッテリーの持ちに関して、はっきりとわかるほどの劣化はありません。今のところは快適に使えています。

ただ、システム情報で確認すると、「完全充電時の容量」が7081mAhから6132mAhに減っていました。一割以上減ったことになります。。。

《さらに追記》バッテリー交換から11ヶ月経過しました。特に、問題なく使えているのですが、最近、「バッテリー交換修理」の警告がまた表示されるようになりました。

交換してまだ1年も経っていないのですが、システム情報で確認すると、完全充電時の容量が4940mAhにまで低下しております。最初、7081mAhだったので、最大から3割減です。

ちなみに、ターミナルで「ioreg -c AppleSmartBattery | grep -i Capacity」を叩くと、バッテリーの設計上の最大容量がわかるそうです。こいつの場合、7200でした。

SMC(システム管理コントローラ)をリセットしても警告は消えず、特に異常もないのでバッテリーの劣化が警告の原因のようです。

1年持たないというのは、ちょっと。。。な感じなのですが、使っている分には特に不満もなく、バッテリーの持ちが悪くなったという実感もありません。

一度、完全放電=>完全充電して様子を見てみます。

 

《さらに追記》バッテリー交換から2年半経過しました。相変わらず、「修理サービス推奨」警告がついていますが、まだなんとか使えています。最近はあまり長時間持たなくなってきた感じはありますが、まだ2時間以上は使えているとは思います。(きちんと計測していないです。。)

完全充電時の容量を確認してみると、3829mAhにまで低下しています。これは当初の55%程度です。ただ、充放電回数も332とそれなりに使っているので、こんなものじゃないかと。

互換バッテリーとしては十分に機能したと思っています。

バッテリー

それにしても、このMacBook Airは2012Midと8年以上も前の製品でメモリも4GBしかなく、複数アプリを立ち上げるとすぐにもたつきます。また、最新OSにもアップデートできなくなったのでそろそろ寿命かなと、さっき、Apple Silicon「M1」を注文しました。ARMアーキテクチャーなので、まだ微妙かなと思っていたのですが、すごく評判がよいので使ってみたくなりました。

このAirは8年前に10万円ぐらいで買って毎日使いたおし、このブログもすべてこれで書いていたので、十分にもとを取ったと思います。

ブログを書くぐらいであればまだ十分に使えるので、3rdPCとしてもうしばらく使わせてもらいます。

まとめ

今回、MacBook Airのバッテリーを互換品で交換することで、修理代金が半額以下とかなり安く済ませることができました。

それにしても、互換品でバッテリー交換する場合は、いつもどれを選んだらよいのか、選択が難しいです。

お金されあれば、純正にしておけば間違いないのですが、純正品はかなりお高いです。

そのため、今までも、Androidスマホ1台、iPhone2台と自分で互換品と交換してきました。

ただ、自分で交換する場合、やはり自己責任となるので、チャレンジする際は十分にご注意ください。

このブログでも前にiPhoneのバッテリー交換を記事にしたことがあるのですが、なんだか、バッテリー交換の記事ばかり書いています。

情報家電ではバッテリーが一番の消耗品で2,3年でダメになることが多いです。

たいていは、オプションのバッテリーを購入して使い続けるのですが、最近のパソコンやスマホでは、自分で交換できるようになっていないので、半分、使い捨てみたいなところがあります。

昔の人としては、かなりもったいない感じです。

最近のパソコンは必要以上に十分な性能があるので、数年経ってもまだまだ現役で使えることが多いです。

特に、このMacBook Airは6年も前のモデルですが、Apple様がOSもタダでバージョンアップしてくれ、今でも現役バリバリで使っています。

性能的にも、ブラウジングしたり、ブログを書いたりする分には、全く支障がないです。(しかも、わざわざMac上でWindowsを使っていてもです。)

これでパソコンのバッテリー交換でき、かなり快適になったので、このパソコンを使ってまだまだブログを書きまくろうと思っています。

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