ブログアフィリエイトやWeb広告はなぜ嫌われるのか

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先日、私のメインサイトのお問い合わせから、かなり嫌な感じの苦情が届きました。

要約すると、

純粋なブログだと思って信用していたのに、企業と提携しているんですね。

最悪です。

提携料ってお高いんでしょうね。

みたいな感じです。実際はもっとキツイ感じです。

それもわざわざ2回に分けての投稿です。何のメリットもないのに、見ず知らずのサイトにそこまでするのは、かなり裏切られた感があったのでしょうか???

 

昔、ブログ開設当初はまだコメント欄を公開していたので、時折、訳の分からないコメントが来ていました。その他にも、コメント回りや宣伝が非常に多く、鬱陶しかったので速攻で閉じてしまいました。

その当時からすると、久しぶりでに少しキツイ苦情が来たので、ちょっと凹んでしまいました。

ただ、冷静に考えると、なぜ、怒られるのか?意味不明なのです。それも全く面識もない人にです。

別に、こんな苦情、無視するだけなのですが、久しぶりすぎてちょっと気になったので、今後のためにも少し掘り下げたいと思います。

私のメインブログはサイトアフィリエイトとブログの合い子

まず、状況整理のため、私のメインブログがどんな感じか、説明しておきます。

メインブログのタイプはというと、基本、一つの分野に特化したサイトアフィリエイトです。その分野の気になることを記事ネタとして、手当たり次第に深く掘り下げていくタイプです。

それに、ネタが切れたときには、関連ネタでブログタッチに書いたりもしています。

比率でいうと、サイトアフィリが8割ぐらいです。

サイト分野はここでは公開しないですが、それほどニッチな分野ではなく、どちらかというとブログネタとしてはメジャーです。読者の男女比率でいうと女性の方が多い分野です。

 

そもそも、ブログを始めた切っ掛けはお金儲けのためです。

以下の記事でも詳しく書いたのですが、務めている会社が傾いたために、なんとか別の収入源を確保したいと思ったのがきっかけです。当時、ボーナスや給料をかなり減らされたことが一番大きいです。

《参考記事》 アフィリ初心者のご参考にアフィリエイトサイト運用歴を公開-諦めたらそこで終わりです

 

そのため、アドセンス、楽天、アマゾンなどの広告は初期の頃から全ページにバンバン貼っていました。

最初からそんなもの貼っても月に数十円にしかならないのですが、その当時は、少ないPV数でどうやったら収益が最大になるか絶えず考えて、色んなところに広告を貼りまくっていました。

当然、今でもブログ運営に関して、収益の優先順位は比較的高く、先日など、広告を貼り過ぎてGoogle様に鉄槌を食らったぐらいです。

《参考記事》 GoogleのアップデートでPV数が半減-現在、緊急SEO対策中です

 

とはいっても、怪しげなアフィリエイト商品や高単価な商材を売るために読者を騙してまで儲けようと思ったことは一度もないです。

アフィリエイトもメイン記事では、自腹で購入したものしか基本記事にはしません。

そのため、今までアフィリエイトのために信念を曲げてまで記事を書いたことは一度もないです。(たまにASPからのお誘いはあります。。。)

競合サイトを見ると、なぜこんな商品をランキング1位にするのかと、アフィリエイトの闇を目の当たりにすることが多いです。

苦情主はなぜ、突然裏切られたと感じたのか

なので、ブログ記事を読めば、記事途中、記事下にアドセンスが貼ってあります。このブログが収益目的なことは一目瞭然です。

当然、この苦情主さんも私の記事を読んでいるのですから、アドセンスが貼ってあることぐらいわかっているはずです。

それにも関わらず、この苦情主さんは私の記事を少しは気に入って読んでくれていたような感じです。

そうでなければ、あのような怒りの苦情を言ってくるとは思えません。

 

おそらく、他のアフィリエイト広告に突然気付いて怒っているのだと思います。

まあ、アドセンス以外のアフィリエイト広告もそれなりに貼っていて、単純なアマゾンアソシエイトなども含めると、ブログ全体の1~2割ぐらいにはなります。

これでも競合に比べれば、かなり広告は少ない方だと思うのですが、そんなことは問題ではないのでしょう。

 

もうひとつのキーワードとして、苦情では明確に”企業提携”と言ってきていました。

思い当たる節として、サイト記事の中でも何度か、特定企業と企業提携していることは書いています。

ただ、”企業提携”といっても、1つの企業と1つのページに広告を貼ることで、月に1万円貰っている程度です。

しかも、その企業の提灯記事を書くわけでもなく、どちらかという厳しい感じでダメだししているぐらいです。

そんな内容でも良いという条件で提携してもらっている、とてもありがたい企業様です。

 

という、裏事情までは一切ブログには書いていないので、この苦情主様は、おそらく、その”企業提携”の記事を見て、勝手に裏切られたと感じて、怒っているのだと思います。

なぜだか分からないのですが、私のブログを純粋なブログ?だと思って読んでいたのが、実は、裏で企業と提携して大金を貰い、嘘八百ならべて適当なことを書いているくそ野郎と思われたのでしょう。

わざわざ、ブログで企業提携しているとまで書いているので、別に隠している訳でもないのですが。。。

なぜ、それまで機嫌よく、読んでいてくれた人がこのように豹変するのか、その心理状態にとても興味を惹かれました。

 

逆に良い方に考えると、ここまで苦情主を怒らせるということは、ブログとしては広告臭をうまく消せているということで、良い点でもありそうです。

そもそも、なぜ、純粋なブログだと思われていたのか

あれだけWELQの問題が話題になっても、一般人の方の中には、まだまだアフィリエイトという言葉自体、知らない人が多いです。

それは、うちの嫁さんや親を見ていてもよく分かります。

ブログを書くだけでなぜ儲かるのか、その仕組みをまったく理解できていません。

 

それでも、最近の人はスマホでバンバン検索するようになり、頻繁にアドセンスタイプの広告は目にしています。なので、あのタイプの広告にはかなり慣れています。

たとえ、ブログでアドセンス広告が貼ってあっても、また広告か程度で、それほどの嫌悪感はないみたいです。

前に、うちの嫁に聞いたことがあるのですが、アドセンス広告は鬱陶しくて、とても怪しいのでほとんどクリックはしないが、いつも見るので、別に気にならないと言っていました。

ただ、最近、下に出てくるタイプのアドセンスや追従するタイプは、広告を全面に押し出している時点でNGで、ブログ内容がどうのこうの以前の問題らしいです。即、閉じるそうです。

 

たぶん、苦情主さんもアドセンスが広告だという認識はしているはずですが、なぜ、表示されているのか、そして、それによってブログ主が儲けているという認識はまったくないのでしょう。

これは、アマゾンや楽天などの広告も同じだと思います。

そんなタイプの人は、例えASPへのリンクが貼られていても、それがアフィリエイト広告であることなどまったく理解できていないはずです。

そもそも、アフィリエイトという商売自体、知らないからです。

なぜ、人は他人が儲けることを極端に嫌うのか

これは、アフィリエイトをする限り、避けられないテーマです。

それは単純に儲けに対する妬みもあれば、騙された感もあるのだと思います。特に、儲けが大きくなってくると、訳のわからない恨みもかってしまいます。

炎上王子で有名なイケハヤ様ですが、あれだけ他人を無駄にイラつかせて、さらにブログでの収益を公開することで、様々な妬み、嫉みをわざわざかっています。ただ、あの人のすごいところは、それをブログの糧としてさらに成長させているところです。あのお姿は単純に賞賛に値します。(イラつきますが、最近ではイケハヤマニアになってきました。。。)

こんな私のチンケなブログでさえ、あのような苦情が来るのですから、さぞ、厳しい内容の苦情が日々届いているはずです。

気の弱い私なら、完全に気持ちが萎えてしまっていることでしょう。

 

ちょっと、面白いテーマなので「アフィリエイトが嫌い」について、ついでにネットで調べてみました。予想通り、先人たちが色々なブログで様々なことを書いていました。

まとめてみると、こんな感じです。(まとめサイトっぽくてイヤなんですが。。。)

  • アフィリエイトサイトではいい加減なものも多く、どんな手を使っても強引に広告をクリックさせようとばかりして、鬱陶しい。(ステマ、大量の広告表示、都合のよいランキングなど公平性の欠片もないサイト、詐欺、スパム、犯罪サイトなどなど)
  • とにかく、他人が1円でも儲けることが許せない人たちがいる。別に自分が損をする訳ではないのに、他人が得することが大嫌い。ましてや、自分のクリックによって人が儲けるなんて絶対許せない。
  • ブログやインターネットの情報はタダで提供されるものであって、お金を払うなんて考えられない。ましてや、それによって裏で儲けてるなんて、なんて恥知らずな人なんだ。このタイプの人はなぜか「お金儲け=悪」という、固定観念に取り付かれている人たち。(たぶん、今回の苦情主はこのタイプ)

このようにアフィリエイトを嫌う理由は色々なタイプがあるのですが、それまでは、アドセンスの広告をバンバン、クリックしていた人が、そのクリックによってブログ主が儲けていることを知ると、突然クリックすることを躊躇するようになります。

実際、うちの嫁さんにアドセンスの仕組みを説明すると、それ以後、クリックはしなくなったと言っていました。(怪しいので、前からそんなにクリックしていないとは言っていましたが。)

特に、中途半端な内容のブログに貼ってあるアドセンスには、絶対クリックしたくないとまで言っています。

この点は、とても興味深いです。

 

ということは、一定数はいるであろう、アフィリエイトを全く知らない人たちに対して、如何に広告臭を消せるか(騙してではなく)、も収益アップにはとても重要なことなのです。

ただ、この点は、ちょっと微妙なところもあります。

一般的に儲けていると言われているサイトを私が見ると、かなりの広告臭がプンプンします。よくこれで騙されるな(売れるな)というものも多いので、売れるサイトの要因は別にもいっぱいあるからです。

まとめ

今回のテーマについて、簡単にまとめてみると、以下になります。

  • Webビジネスの仕組みをまったく知らない人はかなり多い。
  • 一定数の人は、他人が儲けることが絶対許せない。
  • アフィリエイトサイトはかなり嫌われている。

ということは、一般人にはできるだけ、それが広告であることを知られないようにしないといけないのです。

今回、私の失敗は、企業提携していることをブログに書いてしまったことです。

 

それにしても、なぜ、これほどブログでアフィリエイトすることが嫌われるのでしょうか。

芸能人や企業が運営しているサイトではたとえ広告を表示しても、まったく気にしない人たちが、一般人のブログに対しては異常に嫌悪感を示すのです。

それは、今まで、先人たちの行った数々の悪事も大きいのだと思いますが、やはりブログアフィリエイトでは、楽して稼いでいるというイメージが強いのかもしれません。

基本的に、人は他人を稼がせることが大嫌いだということも大きな要因となります。

常識的に考えると、そんな楽なビジネスなど存在する訳はないのですが、一般人からすると、ちょこちょこっとブログを書いているだけで儲けるなんて、何様のつもりなんだという人が多いようです。

じゃ、自分もやれば?と思うのですが、それはそれで、お金を楽して稼ぐことは「悪」だという固定観念を学校教育で植え付けられている人も多いのです。

また、人は、自分が知らないことで他人が稼いでいると、それだけで嫌な気分になるのでしょう。

 

と、こんなどうでもいいことを長々と書いていると、ちょっとブルーになってきました。今回の教訓として、アフィリエイトで儲けているなんて、あまり人に言うなということです。

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