やっぱり、イケハヤ様は面白いです。目が離せません。
《イケハヤ様記事》 「みんなが好きなことをしていたら、社会は回らない」という謎の思い込み。
確かに、みんなが好きなことをやっていればよいという世の中って、理想ですよね。
近い将来、そんな世の中が実現できるのかという、とても面白いテーマで盛り上がっています。(いつものようにイケハヤ様がプチ炎上されています。)
どうしてこの人はこんなに人をイラっとさせるのでしょうか。まさに天才的です。
イケハヤ様の言っていることも分からなくないですが、相変わらず、浅い議論です。。。
結局、言っていることは、「ロボットがすべての仕事をやってくれるので、みんな嫌な仕事から解放される」ってことだけです。
そりゃ、みんなから攻撃されても仕方がないかと。。。
イケハヤ様が仰るように、ロボット技術が発達し、近未来の社会ではすべてのキツイ仕事から解放されるというのは、間違いのない事実です。
ただ、そんな未来がバラ色とは限らないです。
予想では、確実に今以上に貧困格差が広がっているはずです。
一部の富裕層に資本集中が加速することで、もしかしたら、民主主義も崩れ去って、王権制度に逆戻りしているかもしれません。
考えてみて下さい。今の世の中は一部の資本家が牛耳っているのですよ。誰が好き好んで、何の役にも立たない人々に資本分配をしてくれるんですか?社会主義じゃないんですよ。
また、近い将来、イケハヤ尊師が仰るようなベーシックインカムがデフォルトになって、仕事はしなくても食っていけるようになるかもしれませんが、それは生きるための最低限度の生活になるでしょう。
すべての人々が経済的に裕福になって、自分がしたいことだけをしていればよいという、バラ色の未来が来るとは、私にはとても思えません。
基本、自分は悲観論者なのだと思います。
そして、もし、そんな風に誰もが食っていくために仕事をしなくてもよくなった時代には、どれだけの人が真面目に働くのでしょうか?
そっちの方がとても興味があります。
イケハヤ様曰く、
ぼくがそうしているように、ベーシックインカムが実現されても、人は結局働くんですよね。
価値を生み出すことには、それ自体に趣味性があるんです。本来的に楽しいんですよ、働くことって。
金のための労働から卒業しているぼくが、こうしたツイッターで弁舌振るってるのは象徴的ですね。
この主張は、「価値を生み出せる」ということが前提条件になっています。
この前提条件が、まず、間違っています。
ロボットがすべてを仕切っているような時代、それでも価値を生み出せる人がどれだけいるのでしょうか。
その時代には、今の人間が創造できることは、優秀なロボットがいとも簡単に、しかも低コストで、実現できるんです。
そのロボットたちを超えて、価値を生み出せる人間がどれだけいるのか、とても疑問です。
たいていの凡人が生み出す価値なんて、ゴミになるはずです。
どんなにがんばっても、ロボットを超えられないことが分かったとき、それでも人は働くのでしょうか。
今の日本でさえ半分そんな状態であり、まともに働かないニート、生活保護にたかる人がいっぱいいます。
もし、仮にベーシックインカムによって働かなくても、食うことに困らなくなったとしたら、そんな人たちが加速的に増えていくのではないでしょうか。
とても無気力な世の中になってしまう気がします。
まとめ
イケハヤ様が大好きな「ベーシックインカム」ですが、どう考えても、もろ刃の剣のようにしか思えません。
導入したら最後、人類が衰退していくキーワードになるかもしれません。
それにしても、近未来の世の中について、思いを馳せることはとても興味深いですね。
確かに、凡人がロボットに仕事を奪われる世の中というのは、もうすぐそこまで来ています。
うちの職場でも、言われたことしかやらない人が多く、自分で考えて行動できる人というのはとても少ないです。まさに80対20の法則で、8割の人間は会社にとって利益をもたらさない人たちです。
キツイ言い方をすると、そんな人たちは、ロボットに置き換えても何ら問題ない人たちです。
近い将来、そんな人たちが大量に首を切られ、社会に溢れかえるのが目に見えるようです。
今の時代、自分がやりことを仕事に出来る人はごく一部です。
それは、仕事とは、他人に奉仕することで対価を得ることであり、自分のしたいことと重なり合うことが珍しいからです。
それでも、それができれば、最高だとは思います。
私個人は、社畜(サラリーマン)が別に悪いことだとは思っていません。ただ、自分の価値や、できること、やりたいことをキチンと考え、日々勉強して上を目指すことが大事だと考えています。これからの時代、ほとんどの人が負け組になる予感しかしません。
ほんと、今の時代、何もしなくて遊んでいる人がとても多いです。世界的にみると、日本という国がとても緩いんでしょう。
前にみた記事では、日本のサラリーマンの勉強時間はなんと、平均6分だそうです。驚愕の調査結果です。
《参考記事》社会人の平均勉強時間が6分という件【明らかに勉強してなさすぎる】
特に、若い人たちはこれからどんな世界になるか、真剣に考えるべきです。